crossorigin="anonymous"> イバラキ to イバラキ ④ - ケンユーのロードバイク日記

ロードバイク

イバラキ to イバラキ ④

馬籠宿

二人は覚悟を決めて登り出す。

しかし登り出してすぐに絶景が現れる。

「馬籠宿」

馬籠宿は中山道四十三番目の宿場とのこと。

これは明るい時にぜひまた見てみたい。

ここを抜けるとついに辿り着いたことの

ない県名の標識が現れた。

ついに長野県に侵入した。これは自走では

ケンユー史上初の都道府県。嬉しい。

この先であるが本来は、このコース

最大の峠「大平峠」(獲得標高1350m)が

待ち構えているとこなのだが、

先日の大雨で土砂崩れで通行止めとのこと。

スタッフが復旧した迂回路を教えてくれて

二人はそちらを走ることになる。

ブルベって、1週間前は走れても当日に

走れなくなることがある。ナビがあるから

安心というわけではない。この辺りの

機転や判断が問われる。こういうときの

いとちゃんは頼もしすぎる。ケンユーは

いとちゃんが考えてる間にみんなが

くれたインスタの応援コメントに

返事を書いてニヤニヤしてる(一回◯ね!)

ここが大平峠の入り口である。

ここを進むと木曽路に辿り着いた。

久しぶりに現代の建造物に出会う。

この時、時間は0時を回っていた。

朝7時から17時間以上走り続けている。

しかしこの辺に寝れるような場所はなく

また寝れるような時間的余裕もない。

登り倒した山を長野県側に降りていく。

昼間、あれほど暑いと言っていたが

今はすこぶる寒い。気温は7℃であった。

ケンユーはウインドブレーカーを着て

指あり手袋はめて、雨降ってないのに

カッパを着てもそれでも寒い。

こんなとき、温かい飲み物を持参できたらと

強く思った。しかしこれからの季節は

むしろ保冷ボトルこそ必要不可欠である。

いとちゃんが使ってるという両方に

対応できるボトルを帰宅後すぐに購入した。

降りきったら後、暗くてよく分からないが

どうやらりんご畑を走り抜けている。

しかしここでやつがやってきた。睡魔だ。

このリンゴは毒入りだった。寒くて眠い。

見事にペースは落ちる。しかしなまじ

進むから始末が悪い。本当なら一度、

止まってでも目を覚ますべきである。

トロトロ進むのが一番効率が悪い。

しかし眠いから判断力も弱い。

ダラダラとペース上がらないまま

朝焼けを迎えてしまう。

すでに時間的ない貯金は底をついていた。

この先、疲れ果てた二人はペースを

あげないと認定できない状況に陥っていた。

 

〜つづく〜

 

 

 

 

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