crossorigin="anonymous"> イバラキ to イバラキ ⑥ - ケンユーのロードバイク日記

ロードバイク

イバラキ to イバラキ ⑥

群馬→埼玉→栃木→茨城

群馬県の街中に出ると、そこはこれまでの

緑しかない世界とは異なり、普通の日本。

滋賀と変わらない景色になってしまう。

関東といえどどこもかしこも未来都市

ではなかった。ずはりなんの見映えもない。

信号と車が多く、リズム作りにくい。

昨夜あれだけ寒かってたのに今は暑い。

こうなってくると再びアイツが襲ってくる。

睡魔である。ここまで全く寝てないので

当然ではある。しかし今更寝てる暇はない。

唯一、走りやすかったのは利根川である。

淀川サイクリングロードを彷彿させる

規模の大きい川であった。

そこから平坦なるも単調な街中を走る。

渡瀬橋を見つけてテンションあがったが

森高千里は居なかった。

なんの変哲もない道を抜けて栃木県に突入。

少なくともこのコース内においては

埼玉、栃木になんの見所もなかった。

とにかくタイトルにあるイバラキまで

繋ぐためだけに引かれたルートのようだ。

このブルベ二度目の闇が迎えきたころ

ようやく茨城県に入った。

この時、20時前である。

ゴールの制限時間は23:00。余裕はない。

ここから暗闇を走ってる時に今回三度目の

睡魔に襲われて時速15kmに陥る。

何度も同じ道を走ってる感覚に陥り

夢の中のようで、走っても走っても

進んでないように感じてた頃、

いとちゃんが言ってきた。

「これこのペースなら間に合いませんよ」

おかげでハッと目が覚めて、もう一度

気合い入れ直す。ここまで大阪から

500km走ってきて間に合わへんとか

許さんで!と最後の峠を踏み倒す。

にしてもこの峠キツかった😂

おそらく上曽峠である。

ゴールの石岡市に突入である。

これいとちゃんが煽ってくれなかったら

無限ループから脱出できてなかった説有力。

残りは平坦、ゴールの石岡駅まで走る。

後方からは誰一人抜いてこないので

後ろにいた参加者は全滅の模様。

22:05に、二人揃って無事にゴールである。

待機してくれていたスタッフが

「よく間に合いましたね」と言ってくれる。

土曜日の朝7時にスタートして39時間5分、

暑さに悶え寒さに震え山を数えきれない

山を越えて走り抜けた

走行距離は619km、獲得標高6151m

イバラキ to イバラキ 認定である!🎉

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