上陸
石川県白山市で補給して再スタート。
目指すは第二のチェックポイント
「道の駅のと千里浜」北上するも
今回のコースの中では比較的街中なので
信号まみれで中々進まない。
やがて他の参加者との集団が形成された。
その中には前のブルベでも一緒の方もいて
「今回も無賃乗車すみません♪」
としばらくその方に引いてもらう。
ブルベは同じ人が次のブルベにも
参加してる率が高くて、だいたいは
次のブルベでもいてはる。
でも列車に乗るのは一長一短。
風を避けれるメリットは絶大だが、
ペースが速すぎると一気に疲弊する。
新快速に乗るべきか、降りて各駅停車に
乗り換えるかは判断が必要。今回は
いいペースだったのでそのまま乗りこみ
「道の駅千里浜」に17時過ぎに辿り着いた。


フォロワーさんから千里浜海岸が封鎖
されてることは聞いていたし、そもそも
千里浜海岸で遊ぶだけの時間がない。
補給だけしっかりしてスタート。
目指すは能登島。ここがチェックポイント
になっているのである。
能登島大橋を渡って今回のライドで
初の別大陸への上陸。そこからは我々を
弄ぶようなアップダウンがお出迎え。
夕焼けの中、きっちりと弄ばれた後に
ようやく能登島郵便局に到着。

ここで夜に追いつかれた。郵便局を
引き返すコースだったので進むと
これから郵便局を目指す人とすれ違う。
この時ブルベでは互いに手を振ったり
声出したりする。普段のライド中に
スライドした際は会釈とかが多いのだが
ブルベだとこんな暗い時間に
反射ベスト着てる走ってる人は漏れなく
参加者だからお互い声かけやすい。
この感じかなりいい。暗くて見えないけど
お互いを認知して、手を振ったり、
声かけたり、ベル鳴らしたりして
応援しあってる。実に心暖まる。
上陸して数分ではであるが能登島を脱出。
ここが今回のコースの最北地点であった。
スタートから288km。
「え?今日350km地点で高岡市で
仮眠狙ってるんやけど、すでに真っ暗
やのにここから60km以上あんの?
しかもここは石川県やのに高岡市って
富山県やん!今から山を越えるの?夜に?」
闇がミーシャよりも優しく
うるさく赤い人を包み込んでいく
〜つづく〜